指導員審査 論文 教則 3

どうも。「管理人のり」です。

今回は「教則 3」と、いうことで、

「踏切の通過方法など」

をお届けしたいと思います。


踏切の通過方法などについて述べなさい。(50)

  • 1 一時停止と安全確認(法33・Ⅰ・Ⅱ)
    • (1) 一時停止と目および耳による安全確認
      • 踏切では、死亡、重傷事故のような大きな事故が起こりがちである。踏切を通過しようとする時は、次の事を必ず守って通過する。
      • ① 踏切を通過しようとする時は、踏切の直前(停止線がある時は、停止線の直前)で一時停止をし、窓を開けるなどして、自分の目と耳で左右の安全を確認しなければならない。なお、踏切に信号機が設けられている場合は、その信号に従って通過することができる(踏切用の信号機が青色の灯火の場合は、一時停止をする必要はないが、左右の安全は確認しなければならない。)。
      • ② 安全を確認する場合、一方からの列車が通過しても、その直後に反対方向からの列車が近づいてくることがあるので、確実に左右の安全を確認する必要がある。
      • ③ 前の車に続いて踏切を通過するときでも、必ず停止位置で一時停止し、安全を確認する。
    • (2) 警報機、遮断機による進入禁止
      • 警報機が鳴っている時や、遮断機が降りていたり、降り始めている時は、踏切に入ってはならない。また、踏切の向こう側が混雑をしているために、そのまま進むと踏切内で動きがとれなくなる恐れがある時は、踏切に入ってはならない。
      • 踏切を通過中に遮断機が降りてしまい、踏切内で取り残された時は、そのまま進んで遮断機を押し上げて踏切外へ脱出をする。また、二輪車の場合は手で遮断機を押し上げて、踏切外へ脱出する。
  • 2 通過の方法
    • (1) 低速ギアで中央寄りを進行
      • 踏切内では、エンストを防止するため、変速しないで、発進した時の低速ギアのまま一気に通過する。なお、一気に通過するとは、途中で止まることなく、いっぺんに通過するという意味であり、速度を早くする必要はない。
    • (2) 歩行者などに対する注意
      • 踏切内は、路面状態が悪かったり、幅が狭かったり、混雑したりして危険な場所である。歩行者や自転車、対向車には十分に注意して通過する。
  • 3 踏切でのその他の注意
    • (1) 幅の狭い踏切での行き違い
      • 幅の狭い踏切内で対向車と無理に行き違うのは、落輪や対向車と接触する恐れがある。対向車に進路を譲る気持ちや、思いやる気持ちを持って、また落輪や接触のないように、対向車を先に通してから安全に通過する。
    • (2) 踏切の向こう側に交差点がある場合
      • 踏切の向こう側が交差点になっている場合は、踏切内で停止することのないように、交差点の交通状況を確認して踏切に進入しなければならない。とくに踏切の向こう側が、交通整理の行われていない交差点の場合は、細心の注意を払う必要がある。
    • (3)大型車などは架線に注意
      • 大型車などに工事用機材等の背の高い荷物を載せている場合は、架線にひっかかる事があるので、高さを確かめてから交差点内に侵入をする。

いかがでしょうか?

「交差点の通過方法など」

「教則」の解答は、学科教本を参考に論文を作成するのですが、(50)の出題で解答文がやたら短いことありますよね。ボクは解答文が短いと感じた時は、学科教本の補足などを参考にして、解答文のボリュームを増やしてます(笑)

ちなみに、この解答文の「3 踏切でのその他の注意」の部分が、ボリュームアップで追加した部分です。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます(^^)/

少しでも参考になれば幸いです。

教習指導員審査 論文

関係法令 1 「返納命令(50)、(25)」

関係法令 2 「学科教習の方法の基準(50)」

関係法令 3 「指定の取消し処分等(50)」

関係法令 4 「教習指導員の資格要件(50)」

関係法令 5 「指定の法的効果(25)、技能教習の時限数(25)、関係法令の列挙(25)」

教育知識 1 「指定教習所職員の使命と心構え(50)」

教育知識 2 「教習所教育の特殊性(50)」

教育知識 3「学科教習の4段階法(25)、技能教習の4段階法(25)」

教育知識 4 「技能教習の統一的な運用(25)、技能教習の講評と引き継ぎ(25)」

教育知識 5 「学科教習の教案の作成と検討(25)、学科教習と技能教習の連携(25)」

教則 1 「交通整理の行われていない交差点の通行方法(50)、(25)」

教則 2 「高速道路での故障時など(50)」

教則 3 「踏切の通過方法など(50)」

次回は「教則 4」です(^^)/

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