どうも。「管理人のり」です。
今回からは、「教育知識」の解答例、ってかボクが審査に向けてまとめた論文です。
少しでも参考になれば幸いです。
さて今回は、「教育知識 1」ってことで、
「指定教習所職員の使命と心構え」
過去問で、(50)の出題では多い問題です。
「指定自動車教習所の社会的役割」
は、まとめてありますので、良ければそちらもどうぞ。
指定教習所職員の使命と心構えについて述べなさい。(50)
指定教習所職員の使命は、それぞれの職務を通じて初心運転者の教育に従事し、正しい運転の知識と技能等を習得した安全な運転者を育成することにある。さらに、免許取得者の教育も手掛けていかなければならない。
したがって、指定教習所職員は、次の心構えを持って職務に当たらなければならない。
- 1 良識ある社会人
- 指定教習所の職員は、自動車運転の教習に関する知識や技能を有することはもとより、職務の性質上あらゆる階層の人々と接することから、教習のプロとして良識を備えた社会人でならなければならない。
- どんなに運転に関する技術や知識が優れていても、良識を言動や応接があったのでは、教習生はもとより社会の信頼を失い、指定教習所としての使命の達成はおぼつかなくなる。
- そのために、日頃の自己研鑽に努めることが必要であるとともに、服装や身だしなみ、挨拶、応接等、誠意をもって接することはもちろん、セクハラの防止も徹底しなければならない。
- 2 教習所職員としての誇りと自覚
- 職員は、法定の資格を得て安全運転者の育成に携わる者であるという「誇りと自覚」を持つことが大切である。特に、教習指導員や技能検定員は、その職務にふさわしい人格を身に付けるように、平素からの研鑚に努めなければならない。
- 3 模範運転者としての行動
- 日常の行動、特に自動車の運転が重要な意味をもつことを常に念頭において、自らの行動を律していかなければならない。
- 4 研究と練磨
- 教習指導員等は、公安委員会の厳正な審査に合格し、それぞれの資格者証の交付を受け、管理者から選任されたものである。教習指導員としてのゆるぎない自信は、一朝一夕で得られるものではない。平素の経験に加え、たゆまぬ研鑽と努力によって得られるものである。従って、平素からより効果的な教習方法、検定方法などを検討し、教習効果をいかにして上げるかを、常に研鑚しなければならない。
- 5 教習生の立場に立った接遇
- 教習生は、一定期間精魂をこめて、自動車の運転や知識に関する事に戸惑いながら、しかも多額の費用をかけて努力をしている。この教習生に単に優しい言葉遣いではなく、勇気づけ、自信を与えるには、教習生の立場に立って、教習生が期待する内容を、わかりやすく、親切にしかも効果的な手段方法を考えていかなければならない。
- 6 公平な指導
- 教習生は、年齢、性別、職業又は社会的地位等、千差万別である。この千差万別な教習生に対し、画一的な教習をするのではなく、個々の性格、能力等をよく把握し、その人に応じた指導をしなければならない。
- 7 言葉遣い
- どんなに指導力が有能な指導員であっても、言葉遣いが乱暴であったり横柄では、決して良い教習ができるはずもなく、成果は期待できない。千差万別な教習生に適切な言葉遣いをし、個々に応じた方法を行うことが必要である。
- 8 個人情報の保護の徹底
- 教習所の業務は個人情報を前提にしている。業務上取扱う個人情報を、その目的以外に用いてはならない。もちろんのこと、外部への持ち出し、漏えいは絶対にあってはならないことであるから、個人情報の保護は徹底しなければならない。
いかがでしょうか?
「指定教習所職員の使命と心構え」
ボクは「実務必携」を基に、内容を考えました。
この記事を作ってる間も、日々の業務を振り返り、「自分を律していかないと。」と、感じましたね。
今回も、割と長めの文章だけの記事ですが、
最後まで、ありがとうございます(^-^)。
教習指導員審査 論文
関係法令 5 「指定の法的効果(25)、技能教習の時限数(25)、関係法令の列挙(25)」
次回は、「教育知識 2」です。
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